(豚骨 その43)

○ 「バリトン 濃厚博多豚骨ラーメン!」(マルちゃん)


 バリといった凄いという意味を持っている方言を使ったバリトンシリーズから、豚骨ラーメンで有名な博多ラーメンを思わせるような一杯が登場しました。

 ばりかたい極細ノンフライ麺!ばりうまい濃厚豚骨スープ!といったことが書いてあるくらいに味と食感に自信満々です。本格的な博多豚骨の旨さとはどんな感じなのか。

 お湯を入れて3分、液体スープを入れてよくかき混ぜてからレトルト調理品とあとのせかやくを入れたら完成。豚骨特有の香りとともに長ネギの良い香りもしてきました。

 早速、スープを一口いただきます。舌の上で噛みしめることができるくらいに濃厚で、本格的な豚骨の風味が口一杯に広がるとともにしっかりとした塩味が良い感じです。

 具は焼豚、メンマ、長ネギの3種類となっており、チャーシューはレトルトということでジューシーで肉の旨みを楽しむことができ、長ネギはタップリ入っています。

 麺はノンフライでややちぢれた細麺となっており、見た目の細さでは想像できないくらいにしっかりとしたコシの強さがありスープによく合うサッパリとした味わいです。

 濃厚で風味の豊かな豚骨スープと喉越しの良い細麺のコラボをしっかりと堪能することが出来る一品。チャーシューの旨さも格別なので地元に行かなくても十分です。




















○ 「ぼてどろ どろ系ラーメン 極濃 深炊き豚骨」(日清)


 寸胴でじっくりと煮詰めたようなどろっとしたスープを味わうことが出来るぼてどろどろ系ラーメンシリーズから豚骨を深炊きしたラーメンが登場しました。

 その名も極濃深炊き豚骨ということで豚骨エキスというのをたっぷりと堪能することが出来そうですが、はたしてどのくらいのエキスが染み出ているのか楽しみですね。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨ならではの香りと醤油の香りが合わさっているのがよく解り豚骨好きにはたまらないです。

 早速、スープを一口いただきます。あんかけのようにとろみのあるスープは一口すすっただけで豚骨の風味が広がる感じなのですが、適度な風味なので飲みやすいです。

 具は豚肉、メンマ、長ネギの3種類となっており、豚肉は焼豚のように味付けされていて量も多いので十分に楽しむことが出来、メンマはシャキッとした食感が良いです。

 麺はノーマルタイプでややストレートの太麺となっており、滑らかな舌触りで柔らかめのような気もしますがモチモチとした弾力があるので時間が経っても美味しいです。

 豚骨の風味と味わいをとろみのあるスープでいただけるとともに太麺の喉越しの良さも楽しむことが出来る一品。ボリュームもあるのでお腹が一杯になります。



















○ 「ラ王 特濃煮出し豚骨醤油」(日清)


 日清史上、最高傑作。香り、食感、極上ストレート麺ということで、カップラーメンの王に君臨していると言っても過言ではないラ王から特濃煮出し豚骨醤油の登場です。

 ラ王の新製品が出る度にワクワク度が高まるといったことが正直な気持ちです。そのくらい完成度が高いと思っているので次の作品が出ないのではと思っているからです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りはそれほどでもなく醤油と香辛料の食欲をそそる香りがしました。

 早速、スープを一口いただきます。豚骨の旨みと鶏の旨みがよく染み出ているというのが伝わってくるとともに、まろやかで濃厚な味わいはカップ麺の域を超えています。

 具はチャーシュー、モヤシ、長ネギの3種類となっており、チャーシューは大きくてジューシーかつ肉の旨みというのを堪能することができ、モヤシは食感が良いですね。

 麺は生麺を思わせるようなストレート麺となっており、太めでコシの強さがあるので喉越しの良さを感じることができ、風味豊かなスープもよく絡むので美味しいです。

 濃厚で味わいのあるスープと本物に近いような食感と美味しさの麺、さらには味を究めた具材の組み合わせを堪能することが出来る一品。さすがラ王といった感じです。



















○ 「ラーメンなう 煮干豚骨ラーメン」(エースコック)


 ラーメンなうの意味をエースコックさんのHPで調べたら、最新トレンドである“煮干豚骨”を採用した“今(なう)”をテーマにしたカップめんとのことです。

 ということは、レギュラーとして存在し続けることはありえないので旬の食材と同じようなものです。今食べなければ何時食べるということを踏まえていただきますね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて液体スープと調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。豚骨と煮干しのダブルの香りがしてきますがどちらかといえば煮干しの方が強いです。

 早速、スープを一口いただきます。少しとろみを感じることが出来るくらいに濃厚なのですが煮干しが入っていることによって後味がスッキリとした感じとなっています。

 チャーシュー、メンマ、長ネギの3種類となっており、チャーシューは醤油ベースで味付けされているのでスープと違った味わいで、メンマは癖の無い美味しさです。

 麺はノーマルタイプとスナック麺タイプを足して2で割ったような感じで、一瞬柔らかそうな感じもしますがモチモチとした弾力感というのを楽しむことができます。

 濃厚な豚骨エキスが詰まっているスープに香り豊かな煮干しが上手に合わさっているのがよく解る一品。絶妙な味のバランスになっているのがとても素晴らしいです。



















○ 「大人のスーパーカップ 白の流儀 とろ炊きスープ仕立て 濃厚豚骨ラーメン」(エースコック)


 大きくてお腹が満足することに加えて少し大人の味わいを満喫することができる大人のスーパーカップから白の流儀と黒の流儀が同時発売されました。

 まずは砕き豚骨製法の白の流儀ということで濃厚な豚骨エキスを楽しめそうな雰囲気が漂っています。大人を満足させてくれる豚骨スープの味わいはどんな感じなのか。

 お湯を入れて3分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ミルクのように真っ白なスープが目の前に現れるとともにほんのりと豚骨の風味がしてきます。

 早速、スープを一口いただきます。口に含んだら舌の上でその存在が解るくらいに濃厚で、豚骨エキスの味わいがするのに不思議とクリーミーな味わいも伝わってきます。

 具はチャーシュー、挽肉、キクラゲ、長ネギの4種類となっており、チャーシューは硬めなのですが噛むほどに味わいが染み出て塩気も十分、キクラゲは食感が良いです。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺なのですが、ガーリックとオニオンのエキスが吹き付けられているので麺だけでも美味しく、ボリューム感も十分なくらいにあります。

 クリーミーな豚骨スープとミスト仕立ての麺の組み合わせを心地よく楽しむことが出来る一品。臭みがないのに本格的な豚骨エキスを堪能することができる一杯です。





















○ 「バリカタ細麺 黒胡椒仕立 豚骨しょうゆ」(明星)


 1分で、かたはが旨い!というフレーズでお馴染みとなっているバリカタ細麺シリーズ。いろんなスープが登場してきましたが今回は黒胡椒仕立の豚骨しょうゆです。

 醤油ベースのスープに最も合う香辛料と言っても過言ではない黒胡椒が入っているとのことです。黒胡椒の風味の良さとキレのある辛さというのを楽しめそうな感じです。

 お湯を入れて1分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。1分という時間はあっという間なのでお湯を入れたらその場を離れずに待つことをお勧めします。

 早速、スープを一口いただきます。思ったよりスッキリとした口当たりで黒胡椒のキレのある辛さがあり、臭みは無いけど濃厚で味わいのある豚骨エキスとなっています。

 具はチャーシュー、ナルト、タマゴ、チンゲンサイの4種類となっており、チャーシューはハムのような味わいがあり、チンゲンサイはシャキッとした食感が良いです。

 麺はノーマルタイプの気持ちストレート麺となっており、冷麦のような細さということですが芯がしっかりとしているので、喉越しの良さを楽しむことができますね。

 1分という戻し時間のため熱々のままのスープとすすり易い細さと歯切れの良い硬さを兼ね備えた麺のコラボを堪能することが出来る一品。麺の美味しさは格別です。




















○ 「バリカタ細麺 焦し油香る 香油とんこつ」(明星)


 1分で、かたはが旨い!というフレーズでお馴染みとなっているバリカタ細麺シリーズ。いろんなスープが登場してきましたが今回は焦し油香る香油とんこつです。

 風味豊かな豚骨スープに焦し油をかけていただくということで更なる風味の良さを楽しめそうな感じです。普通の豚骨スープとの違いがどんな感じなのか楽しみですね。

 お湯を入れて1分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。何かをしているとあっという間に1分という時間が経ってしまうといったのが正直な気持ちです。

 早速、スープを一口いただきます。1分という戻し時間のため熱々となっており、豚骨特有の風味と焦がした油の風味が絶妙に合わさっているのがよく解る美味しさです。

 具は挽肉、タマゴ、チンゲンサイ、唐辛子、ゴマ、長ネギの6種類となっており、挽肉は薄めの味付けとなっていて食べやすく、チンゲンサイはシャキッとした食感です。

 麺はややちぢれている細麺となっており、素麺のような感じとなっていますが芯がしっかりとしているので喉越しが良くスープもほど良く絡むので美味しくいただけます。

 クリーミーな豚骨スープと一緒にいただく焦し油の風味の良さを心地よく楽しむことができる一品。スープによく合う細くて硬い麺も心に残る美味しさとなっています。



















○ 「凄麺 熟炊き 博多とんこつ」(ヤマダイ)


 本格的なスープや具材に麺が集結した一杯となっている凄麺シリーズから九州の一番食品と共同開発したスープを採用した塾炊き博多とんこつの登場です。

 前にも同じスープを採用した「熟炊き豚骨 博多ラーメン」というのがあったのですが、おそらく中身は同じような気がしますが、はたしてその味わいはどんな感じか。

 お湯を入れて1分30秒といった早めの戻し時間。蓋を開けて麺をよくほぐしてから粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜ最後に紅ショウガを入れれば完成です。

 早速、スープを一口いただきます。豚骨特有の風味が口一杯に広がってくるとともに濃厚でクリーミーな味わいとなっていますが、しつこくない美味しさとなっています。

 具は豚肉、紅ショウガ、ゴマ、長ネギの4種類となっており、豚肉は薄くて小さめで薄味となっており、紅ショウガは食感と風味がスープにピッタリといった感じです。

 麺はノンフライでストレートの細麺となっており、芯がとても強いので喉越しの良さを楽しむことができ、その細さは濃厚な豚骨スープによく合うので凄く美味しいです。

 濃厚で本格的な豚骨エキスがタップリ詰まっているスープと食感がとても良い麺のコラボを堪能することができる一品。中身は同じでも何度でも食べたい気になります。



















○ 「太麺堂々 醤油豚骨 新しくなったスープ」(日清)


 太いは旨いということで太麺戦国時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズの醤油豚骨なのですが、今回はスープをリニューアルして登場してくれました。

 麺で勝負するというコンセプトの太麺堂々がスープのバージョンアップにも手を付けました。今までよりも数段上を行く味わいというのはどんな感じなのか楽しみですね。

 お湯を入れて4分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてから焼き海苔を添えれば完成。豚骨エキスの良い香りが漂うとともに焼き海苔の良い香りもしてきます。

 早速、スープを一口いただきます。豚骨ならではの旨みと風味が広がってくるのに加えて醤油の味わいもしっかりと伝わり、濃厚なのですが後味はサッパリとしています。

 具はナルト、焼き海苔、メンマ、長ネギの4種類となっており、ナルトは大きめでモチモチとした食感となっており、焼き海苔は風味の良さが一番の魅力となっています。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、太麺堂々ということで喉越しの良い太さでモチモチとした食感と表面の柔らかさが絶妙な感じで合わさっています。

 食感が豊かな太麺に絡む濃厚スープのマイルドな味わいが印象に残るような一品。今までよりも味わい深くなったような気もしますがハッキリとした違いは解りません。



















○ 「カップヌードル 豚 トンコツ」(日清)


 カップヌードルが40周年、どん兵衛とUFOが35周年といったように、日清が誇る3種類のカップ麺が同じ年に節目を迎えたので共同の記念企画となりました。

 感謝たっぷり「ありが豚(トン)」といったダジャレが可愛らしいのですが、味のベースは3種類ともとんこつとのことですので、本格的な美味しさを期待できますね。

 お湯を入れて3分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。豚のエキスが濃厚だというのがしっかりと伝わってくる香りがしてきて、思いっきり食欲をそそられました。

 早速、スープを一口いただきます。見た目の雰囲気よりも濃厚な豚骨の味わいを楽しむことができ、もっと多くのスープをいただきたいのですが量が少ないので残念です。

 具は豚肉、キャベツ、キクラゲ、レッドベルペパー、長ネギの5種類。豚肉はコロチャーとダイスミンチの2種類が入っているのでそれぞれの美味しさを楽しめます。

 麺はカップヌードルならではのスナック麺タイプとなっており、柔らかめの食感なのですが豚骨エキスがしっかりと染みているような味わいなので美味しくいただけます。

 濃厚でいて風味が豊かなスープと豚肉の旨味を同時に堪能することができる一品。具材のボリューム感も満足できるものがあるので食べて良かったと思える一杯です。




























































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